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アニメ感想(うえき) [アニメ 05年12月~]

★うえきの法則 49話
それまでにどんなに敵対していようとも、信じられると思ったらわだかまりなどなしにあっさりと人を信じる植木くん。
「十ツ星にしてあげるって言ったんだよ」と言って来たマーガレットをやっぱりあっさりと信じます。
「よーし。入るぞー」

いつものことだとわかっていてもあいちゃんはそんな植木くんに怒ります。
自分のことは適当なくせに人のことになると命までかけて助けようとする。「どんだけ自己中なのよあんた」

あいちゃんの怒りは植木くんを心配するからこそ出てきたもの。
その気持ちがわかるだけに植木くんはうつむきます。
が。そこはあいちゃん大人です。
どうせ止めても無駄だから、「好きにしなさい。その代わり絶対強くなって出てくんのよ」
「ああ。約束だ!」
互いに信じあっているこの2人の関係は見ていて気持ちが良いですねぇ。かわいいなー。

植木くんが覚醒臓器に入ると、あいちゃんは佐野くんや鈴子ちゃんが待つ道に向かって走り出しました。
「私にできる事をやる」
戦闘型ではない自分が行ったところで何が出来るのかなんて弱気な気持ちを押し込めてあいちゃんは進みます。

道へと上がる階段まで来たあいちゃんですが、どこから上がればいいのかわからず右往左往。
そこにバロウチームのキルノートンが登場します。
「君に折り入って頼みがある。僕をもう一度メガネ好きにしてください」
「…へ、変態だー!」「違う!」「変態よー!」「変態じゃなーい!」

いきなりそんなことを言われたらあいちゃんのような対応をしてしまうのは仕方ないことです。
でもどうやらキルノートンは変態ではなく、何か理由があって言っているようです。
なので大人しくその理由とやらを聞くあいちゃん。
キルノートンが言うには、今までの生き方のせいで本当にやりたいことができないとのことでした。

天界人である自分が浮いた存在である事に早くから気付いていたキルノートンは、計算の才を使って人付き合いをしてきました。
でも計算で成り立つ人間関係なんて儚く脆いもの。
孤独の中にいたキルノートンが唯一心から信じて付き合えたのは同じ境遇にあるバン・ディクートとディエゴスターでした。

なのに、今のままではアノンに100%勝てないことがわかるだけに戦いを放棄してしまった自分。
「僕はあいつらを見捨てたんだ」
けれど本心では、「戦いたい。あいつらと一緒に戦いたい。でも体が言う事を聞いてくれない」
だからメガネ好きにして強制的に引っ張って行ってくれと、ぽろぽろと涙を流しながら言うキルノートンにあいちゃんは「わかったわ。メガネ好きにしてあげる」と言うのでした。

で。
先にアノンと戦っていた佐野くん、鈴子ちゃん、バン・ディクート、ディエゴスターは圧倒的な力の前に膝を折りそうになります。
そこに颯爽と現われたキルノートンとあいちゃん。
「ナイスや森!」「いえい」
この佐野くんとあいちゃんのやり取りかわいくて好き~。

戦線離脱したと思っていたキルノートンが来た事で活気付く混合アノン撃退チーム。
洗脳されて仕方なく来てやったんだと素直になれないキルノートンにあいちゃんは言います。
「メガネ好きになんてしてないわよ。あんたは仕方なく来たんじゃない。自分の意志で来たのよ」
今までの戦いを思い出すとよーくわかるのですが、あいちゃんは人を良い意味で欺くのがとても上手な子ですね。
頭が良く優しい子です。グッジョブだよあいちゃん!

あいちゃんの手助けでバン・ディクート、ディエゴスター、キルノートンの3人で行う無敵の合体神器を放つ準備が整いました。
これからが見せ場です。頑張れー!
と盛り上がったまでは良かったのですが、合体技を出す前にキルノートンがアノンにやられてしまいました。
ここまで引っ張っておいてそれかい!

頼みの綱の合体技は破れ、なんだか長くて名前がわからなかった佐野くんの新技(しかもどんな技だったのかは各自で想像)も破れ、窮地に追い込まれるあいちゃんたち。
「君たちの底は見えた。もう消えてもらうよ」
無情なアノンの言葉に対抗したのは、一番弱いともいえるあいちゃんでした。
「消えてなんかやるもんか」

植木が来るまでは負けるわけにはいかないんだと震えながらも踏ん張るあいちゃん。
戦闘型ではないけれど厄介な能力を持つあいちゃんにアノンは言います。「一番最初に消えなよ」

アノンの攻撃にただの1度すら耐えられないだろうあいちゃんですが、それでも、それでも頑張ります。
信じるのは強くなった植木くんの到着。
それにすべてを賭けて。

あいちゃんの揺るがない姿に心が折れていた佐野くんと鈴子ちゃんも立ち上がります。
「なんで。もうあきらめたかと思ったのに」
「目が覚めたわ。最後の最後まであきらめたらいかんわなあ」
けれど無情かな。アノンには誰も勝てません。佐野くんも鈴子ちゃんもあいちゃんもなす術を失ってしまいました。

あいちゃんに歩み寄るアノン。
「8時間40分か。結構粘ったね」
「僕の夢は平凡かもしれないけれど幸せになる事なんだ」
「完璧な道を作るために」
「障害のない人生こそ幸せの極みさ」
「僕でも敵わない人が1人くらいいるんじゃないのか」
「止められる者など1人もいないことを証明するため」
なんのためにバトルを乗っ取ったのか、なぜ自分に勝った者が優勝だというルールにしたのか。
それらを語り終えたアノンはあいちゃんを道から落としたのでした。

夜明けの光が世界を照らす中、地面に向かって落ちていくあいちゃん。
確実な死があいちゃんを包みます。
そこに現われたのは…。

うわー!
OPですでにあったのでこの展開は読めていましたが、それでも鳥肌が立ったー!
こういう王道は大好きだー!
格好良いぞ植木くん!それでこそ主人公!

九ツ星神器のセイクーで飛んできた植木くんがあいちゃんを空中でキャッチ。
「セーフ。わりぃ。遅くなった。まだ飛ぶの慣れてねーし」
「私、信じてたよ」

あいちゃんとの約束を守った植木くん。
「こいつは俺が倒す」
最大、そして最後の対戦相手アノンとの一騎打ちが始まります。
ああ。次回が待ち遠しいっ!


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