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アニメ感想(日曜深夜) [アニメ 06年4月~]

★うたわれるもの 最終話
総評:大変良くできました。

はまりにはまってDVD-BOXまで買っちゃったうたわれるものも最終回となりました。
できることなら文句のひとつもなく「面白かったー!」と叫んで終わりたかったんですが、ゲーム未プレイだと置いてけぼり感がありましてねぇ。

・ウィツアルネミテアとムツミの関係がわからない。
ムツミがウィツアルネミテアと共にあるための存在なのは前回教えてもらいましたが、人工的に作られたらしいムツミがなぜそんな大仰な存在になっているんでしょう。
お父様ってことはハクオロの遺伝子か何かを使って作られたってことですか?
でもそういった説明はなかったですよね?

・何をしている研究所にハクオロ(アイスマン)がいたのかわからない
地上には緑があふれているのに人類がそこで暮らせない理由はなんなんでしょう。
自分たちの体を改造するのではなく、環境に適した人間(耳や尻尾付き)を作ろうとした理由は?
ミコトたちがどんな実験のために生み出されたのかその説明もなかったですよね?

・ハクオロの仮面が何なのかわからない
意味深にレプリカなんか出してきたけど、結局仮面のなぞはなにひとつとして明かされないまま…。

他にも、すごい力を持つウィツアルネミテアをなぜムツミが封印できるのかとか、細かく突っ込んでいけば「わからない」部分がぼろぼろと出てきそうです。
最終回なのにあれもこれも不明なのはどうかと思います。
これではすっきりできません。
ハクオロの過去に関する多くが視聴者の想像におまかせします的な展開なのもどうなのよ。

他にも不満はあります。
ハクオロとの今生の別れになるかもしれないってーのに、あのあっさり感はなんなんですか。
そりゃね、みなさん大人ですよ。
ハクオロの気持ちとか立場とかを思いやれる人々ですよ。
また会えるのだと信じているというのもわかりますよ。
でも、一人一人と言葉を交わして時間をかけた割にはえらくあっさり…。感動がない…。

唯一うるっとしたのはアルルゥです。
これはもう文句なくうるうるしました。

「おとーさん行っちゃダメ。ちゃんと言う事聞く。だからだから」
「この姿ではもうおまえをなでてやることができないんだ」
「うそつきうそつきうそつき。ずっと一緒って言った。ずっと一緒じゃないとや!」

「やだ!アルルゥも一緒に行く」
「残されたものはどうなる」「友達がいる。たくさんの兄や姉がいる」
「でも、おとーさんいない…」

別れを素直に寂しがり嫌がるアルルゥの涙にはじーんときました。
けれど、その後のエルルゥとの会話で出ていた涙は引っ込みました。
なんだかこっちも他の人たちと同じくあっけなかったんだもん…。

エルルゥから「好き」という言葉を聞くまで気持ちに気付かなかったハクオロの朴念仁っぷりは良かったんですけどねー。
エルルゥの葛藤があんまり伝わってこなかったんですよねー。

たぶんエルルゥがあまりに「いい子」すぎたんじゃないかと。
いい子すぎたために味気なかったんじゃないかと。
もう二度と会えないかもしれないんだから最後にもっとハクオロに甘えさせてあげても良かったんじゃないですかね。
あのキスだけではハクオロとエルルゥの絆の重みをあまり感じられなかったので残念です。

あっけないといえばユズハの最後もあっけなかった。
いつ命が散ってもおかしくない状態なのは前からちゃんと出していたので納得できますけど、以前よりも体調が思わしくなくなってきたみたいな演出があればユズハも報われたんじゃないかと。
ゲームだと一仕事終えた後の昇天みたいなのでまだ意味がありますが、アニメではそーゆーのがなかっただけに扱いが哀れ…。

と、いろいろと文句をいいましたがこれもすべて愛ゆえに。
どれほど文句を言おうとも大好きな作品であることには変わりはありません。
なので終わってしまってとても寂しいです。

いろいろと残ってしまった謎はゲームで補完しようと思います。
ゲーム発売までの数週間は全裸で張り付けにされていたハクオロ(アイスマン)を思い出して過ごしたいと思います。
いやー。あれは衝撃的だった。
ハクオロの変身よりインパクト大!


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