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アニメ感想(水曜深夜~木曜) [アニメ 06年4月~]

★.hack//Roots 24話
死の恐怖なんて通り名をつけられているハセヲを「もう元には戻れないだろうなあいつ」と心配する藤太。
それに対しフィロは「戻れるさ。何度でも。その気になれば何度でもやり直せる」
うーん。良い言葉ですねー。
大人なフィロだからこそ言える台詞ですよねー。
そうだよなあ。人間何度だってやり直せるはずだよなあ。
でも藤太が言うようにハセヲにその気がなければ意味ないんですよね…。

死の恐怖と呼ばれようと無視され続けようとタビーにとってハセヲは優しい人らしいです。
「ハセヲはね、優しいんだ。それを知ってるから自分でどう処理していいかわからない」と、ひょっこり現れた三郎に心境を告白しています。
問題はその優しさが今は志乃限定になっているってことなんですけどね。

ハセヲは心配して現れたフィロにも「俺が志乃を助けるんだ!憎まれごとはその後聞いてやる!」なんて言ってますし、もうどうしようもない状態です。
みんなの気持ちを受け入れられないハセヲには破滅しか待っていない…。

そしてその破滅はすぐにやってきました。
半年間も姿をくらましていたオーヴァンが現れたのです。
って、オーヴァンの左手。前よりも大きくなってない?

まあそれは今は置いといて。
オーヴァンを見つけたハセヲは一直線で追いかけていきます。(ピロキオ談)
思い出の場所のひとつである大瀑布でハセヲと話すオーヴァン。
光るメガネが怪しいよ!

「久しぶりだなハセヲ。強くなったなあの頃よりもずっと」
「ああ。あんたの望み通りにな」
そういえば、ハセヲがレベルを上げていたのってオーヴァンに言われたのが最初だったよなー。

「この半年間なにをしてた。なんであの時いなくなっちまったんだ。少なくとも俺も志乃も戻ってくる事を信じていた」
こんな姿になってもハセヲはオーヴァン大好きっ子なのね!
その気持ちに変わりはなかったのね!

「トライエッジの事を知りたいか。今日やつが戻ってくる。どこだと思う。そう。志乃がキルされた場所だ」
大聖堂は前作からずーっと重要な場所のひとつです。

「絶対に志乃を取り戻してやる。なあオーヴァン」
「ああ。これは俺たちにしかできない事だからな」
「俺たちにしか…」
ハセヲがオーヴァンに騙されているようにしか見えません。
ええ。そうとしか見えませんとも!
オーヴァンがハセヲを騙していないにしても、利用しているのは確かですよ。
ハセヲ…もっと周りを見る目を持ってればそれが見抜けたのに…。

「先に行く。大聖堂でまた会おう」
オーヴァンの言葉を信じてハセヲは大聖堂に向かいます。
けれど、先に行ったはずのオーヴァンの姿はそこにはありませんでした。

志乃を思う時のハセヲは昔の顔に戻ります。
これが本来のハセヲの顔です。
涙まで見せちゃってさ…。

そして。
この後のすべてを間近で見ていたのはたった一人。
ハセヲは大聖堂でお祈りしているとタビーから聞いて興味半分で覗きに来ていた三郎ただ一人が、すべてを見ていました。
覗き見していた八咫たちも大騒ぎ。
トライエッジの登場。ハセヲのデータに異変。初期化?データドレイン?

ハセヲに用事でもあったのか藤太が大聖堂にやってきた時、そこには三郎だけがいました。
「…あんたも見たか?」
「いや、俺は何も」
「ハセヲが…。…いろんなことがあんまりいっぺんに起こるとわけわかんなくなるってホントなんだな」
様子のおかしい三郎に藤太が聞きます。
「ハセヲに何があった」
「消された」
「なにー!」

ハセヲはどうなったの?
消えたって事は志乃のように未帰還者になったってこと?
え?そんな終わり方なの?
次回は最終回スペシャルで1時間ありますが、どんな終わり方をするのかまったくわかりません。
主人公不在で終わるのかなー??

★ZEGAPAIN 25話
20話を見た時に、シズノさんはもしかしたら元々データのみの存在なのかも?と予想したことがありましたが、それが当たってしまいました。
イェルバージョン4.31
それがシズノさんの名前。
実体を持たない、量子サーバー内で生まれた人工幻体。
たとえ心があっても他の幻体とは違い現実の人間にはなれない存在。

実体を持たない者同士としてシマ指令とシズノさんは同じ位置にいたんですね。
人類を復活させた時に触れ合うことができなくなるとわかっていても、それでも今までずっと頑張ってきたんですね。
なんて…切ない想いなんだろう…。

キョウくんのために最後の最後まで頑張ったルーシェンと、彼の想いを遂げさせるために頑張ったメイウーも、
最後の最後まで希望をあきらめず万が一のことを考えて自分がいなくなった後でも確実に人類が復活するように、リザレクションシステム他のデータをオケアノスメンバーに送ったシマ指令も、
そんなシマ指令の想いをすべて受け止め指示を出し続けるミナトさんも、
舞浜サーバーに侵入してきたアビスとシンからみんなを守るためにダメージを受けながらも頑張るイリエさんとクロシオも、
自分たちを守るために戦うキョウくんとリョーコちゃんを見て「出てけ!ここは俺たちの街だ!」とアビスとシンに石を投げるトミガイくん、ウシオくん、ハヤセくん、カワグチくん、ミズキさんも、
みんなみんな切ないね…。

アビスとシンを倒して舞浜サーバーとリザレクションシステムのデータを地球に持ち帰るところまでは来たけれど、誰かが幻体から実体へと戻りその作業を手伝わなければならないとわかった時、真っ先にそれを志願したであろうキョウくんも切ないです。
地球でリザレクションシステムを組み立てるには時間がかかり、先に実体に戻った人は一人だけ別の時間の中を生きることになる。
それは年を取らない幻体と年を取っていく実体との差。
最悪の場合、キョウくんが生きている間にシステムが組みあがらない可能性も…。

それでもキョウくんは行きます。
リョーコちゃんにさよならのキスを残して。
「カミナギ。舞浜の空は青いか?」

作戦はフェーズ4に移行しました。
実体になったことですべてを思い出したキョウくんはシズノさんと一緒にゼーガペインに乗り込みます。
次回は最終回。
副題は「森羅万象(ありとあらゆるもの)」

切ない想いと痛みを抱いたキョウくんたちに優しい未来が来ますように…。


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